ストレスは看護師の仕事にも影響する

ストレスは心だけの問題だと考えている方もいるだろう。しかし実際には、ストレスを溜めることによって胃痛や頭痛など身体にもさまざまな影響を及ぼす可能性がある。身体にも影響を及ぼすと仕事にも影響するので注意が必要だ。

特に看護師の仕事は、さまざまな理由からストレスを溜めやすい環境にある。ストレスを溜めると胃や腸の動きに異変が出て、胃痛や下痢などの症状につながりやすい。仕事中に胃痛や下痢などの症状が出たら、看護師の業務に集中できずミスにつながってしまうリスクもある。そしてミスをしたことが原因で、さらにストレスが蓄積する。ほかにもストレスが身体へ及ぼす影響には、頭痛やめまいなどがあげられる。ストレスによる症状が重いと長期休職などにもつながりやすいので、上手に付き合っていくことが大切だ。

では看護師がストレスと上手に向き合うためには、どのような点に注意したらいいのだろうか。身体への影響が少ない段階であれば、しっかりと休むことで症状を改善できる可能性がある。ハードな看護師の仕事だと、休日にしっかりと休めずにストレスを溜める原因になってしまう方もいる。休めるときにしっかりと休んで気持ちを切り替えることが、ストレスを溜めずに身体への影響を抑えるために必要なことだ。また趣味に没頭する時間を作って気持ちを切り替えることも可能だ。ストレスによる身体への影響が大きく仕事にも支障が出る場合には、心療内科で治療を受けることも選択肢の1つになる。ストレスケアの方法については様々な患者と関わる医療現場でも活かすことができるため、看護師として知っておくべき知識の1つである。